【30代未経験】USCPAの監査法人への転職活動記録【書類選考&面接編】

Job Hunting

  

USCPAに合格したら監査法人への転職に興味があるけど、未経験でもチャンスはあるのかな?選考を有利に進めるにはどんな対策がいいんだろう?

  

パラゴン
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僕はUSCPA試験に合格後、監査法人に的を絞って転職活動をしました。30代で実務未経験なので不安な要素はありましたが、結果的にうまく進められたのかなと思います。

今回は僕の体験から、未経験でも選考を有利に進められるコツなどを紹介していきますので、ぜひ活用してみてください!

  

✔︎この記事を読むメリット

  • 書類選考、面接での重要ポイントがわかる
  • 転職エージェントから聞いた求人の動向が知れる
  • 上記を踏まえて、選考を有利に進めるためにやるべきことが明確になる

30代未経験USCPAの転職活動の様子を観察し、何か一つでもあなたの活動に活かしてください!

  

本記事のコンセプト:30代監査未経験のUSCPAが監査法人への転職活動に挑戦した経験をそのままシェア。実際の体験なので信憑性あり。さらに転職活動が終わった今だからできる業界の動向を考察し、オススメの転職対策を提案。

  

✔︎筆者のプロフィール

地元で最低偏差値の高校出身、大学卒業時のTOEIC370点。アメリカへ行ったことがキッカケで英語と海外に興味を持ち、人生が変わり始める。
会計・経理の知識ゼロからオーストラリアの大学院で会計学修士号を取得。日本へ帰国後、8ヶ月の独学でUSCPA試験に全科目一発合格→ワシントン州ライセンス取得。相互認証制度を利用し、オーストラリア公認会計士(CPA)を取得。現在は監査法人にて勤務、USCPAと英語を活かしたキャリア形成を図る傍ら、ブログ・TwitterにてUSCPAや海外でのキャリア形成に関する情報を発信中。

  

パラゴン
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Twitterでは、USCPAに関すること、転職の可能性などの有益な情報発信を頑張っています。DMで質問も受け付けていますので、ぜひそちらもチェックしてみてください!

Twitter ➡️➡️➡️ パラゴン@USCPA→海外で独立に挑戦中

  

書類選考までの時間(REGの結果待ち中)

転職エージェントとの面談後、1エージェントにつき15~20社ほど求人の紹介がありました。良い転職エージェントは的外れな求人は紹介しないのですが、今回利用したエージェント3社も事前面談で伝えた条件にそって良質な求人を紹介してくれたと思います。

転職エージェントについてはこちらを参照ください。

【30代未経験】USCPAの監査法人への転職活動記録【転職エージェント面談・求人紹介編】

全ての求人に応募するのは少し多すぎると感じたので、エージェントに伝えた条件より厳しく設定し求人を精査していきます。

応募する基準

  • 監査法人/会計アドバイザリー会社
  • 英語力を求めている
  • 年収500万円以上

この条件に当てはまらない求人を外した結果、応募してみようと思う求人は3分の1ぐらいになりました。その後、2週間ほど経ち、REGの合格が確認できたのでいよいよ応募していきます。

  

書類選考の結果・面接官の流れ

まずは15社に応募しました。これで反応が悪ければ追加で応募するつもりでしたが、ひとまず6社から面接のオファーがもらえたのでこのまま進めます。

✔︎面接のオファーがもらえた時、何とも言えない嬉しい気持ちになりました。自分のこれまでの海外での社会人経験やUSCPA合格が認められた、監査未経験でもチャンスがある、書面上の自分の経歴が通用した、といったような達成感があったのを覚えています。

いよいよ面接です。10年以上ぶりの日本の企業との面接ということで楽しみでもあり、緊張します。6社中4社はリモート面接です。

面接官のタイプによって雰囲気は様々で、一貫してフレンドリーな方や、少し硬い雰囲気の方もいましたが、共通していたのは皆さん物腰が柔らかく、こちらが話しやすい空気を作ってくれていたと思います。いわゆる圧迫面接の真逆でした。

質問事項は大体同じで、

  • 海外での実務経験について
  • 日本での社会人経験について
  • 起業経験について

このあたりはどの会社も共通して質問されました。

その他、会社ごとに質問の傾向が異なりましたが、だいたい以下のようなものです。

  • 英語の使用経験
  • 海外へ行こうと思った理由・キッカケ
  • 成功体験
  • 失敗体験
  • どんなビジョンを持っているか
  • 趣味など

面接の流れや質問内容は同じようなものになるので、これらは事前に答えを用意し、その場の雰囲気に合わせてアレンジします。練習もしておくことでとても流暢に話せるので、好印象につながったのではないかと思います。

ここからが大事なポイントなのですが、面接の話題は自分が話したいこと・話しやすいことに誘導できるように応募書類や面接始めの自己紹介でバリバリアピールします。

僕の場合「英語・海外経験・起業」についてです。

書類でも自己紹介でもかなり強調して話したポイントなので、狙い通り100%質問されました。

ここが今回の転職活動における山場なので、できるだけ「お、この人は他の志願者と違って面白いな」と思ってもらえるように工夫して考えました。ここで相手を惹きつけて、興味を持ってもらえるかにより結果が大きく左右されるからです。

具体的には、日本ではめずらしいと想定していた、海外現地レベルでの英語の実用経験・海外在住・起業の経験があるので、日本の一般的な社会人や会計士にはない、ある意味「尖った強み」があるということを全面的にアピールします。

作戦は成功で、どの会社にも興味を持ってもらえたので、面接のほとんどは自分が想定したものとすることができました。うまく流れをコントロールして自分が話したい話題が中心となる面接をこちらが作ることに成功しました。

*実は1社だけあまり海外路線に力を入れていない法人との面接があり、そこでは上記の話題は全く響かずダメダメな面接になってしましました。応募する求人の選定段階でのミスでした。

  

転職エージェントから聞いた求人の動向

転職エージェントは転職のプロなので、当然一般人には届かない情報をたくさん持っています。

エージェントとの面談では自分の転職の希望をはっきり伝えることに加えて、現在の転職市場の動向も聞いておくと立ち回りに有利になることは間違いないでしょう。

僕がエージェントから聞いた情報によると、意外にも2021年現在のような不況時は、「良質な求人」が実は余っているとのこと。基本的に、不況時に求人を出すような企業は「不況に強い、良い会社」であり、良質な求人であることが多い。しかしながら、わざわざ不況の時に今勤めている会社を辞めて転職しようなんて人は少ないです。多くの人は転職したい気持ちがあっても「今は様子を見よう」と考えるものです。この気持ちは、多くの人が共感できるのではないでしょうか。

つまりまとめると、「不況時こそ良い企業に転職するチャンスである」ということです。勇気が必要ですが、まずは転職エージェントに登録し、情報収集だけでも始めてみると良いと思います。

僕は転職活動に利用した転職エージェントはMS-Japanです。求人も豊富であり、相談も親切でした。登録から内定まで、全て無料で利用できます。

MS-Japan

転職に成功した今だからこそ考えられる対策

  

ここからは、後になって思う「こうしておけばもっと良かったな」をシェアします。

転職活動を開始する時期

どのタイミングで転職活動を始めるのかはとても重要です。ライセンス取得後、全科目合格後、科目合格時点のどこでスタートするべきなのでしょうか。

僕が1番いいと思うのは、USCPA取得の目的が転職であるなら「科目合格時点」です。2科目ぐらい合格したら始めた方が良いと思います。

実際、1科目合格から応募OKの求人はたくさんあります。というのも、面接までたどり着いてしまえば全科目合格も科目合格も大して差がないことがほとんどだと思います。1科目、多くても2科目合格した時点で「USCPA試験に全科目合格する可能性が極めて高い人材」として認識されるでしょう。あとは面接の対策でなんとでもなります。

加えて、科目合格状態で転職に成功し入社後にUSCPAの残り科目を受験した場合、会社が試験費用を負担してくれるかもしれません。1科目7~8万円する試験ですから、負担してもらえるならとてもありがたいですよね。USCPAを活用しての転職は科目合格で十分です。あとは自分自身の学習スケジュールを考慮し、できるだけ早く始めることをお勧めします。

オススメの転職エージェント

別記事でも紹介していますが、今回僕が実際に使った転職エージェントは

  • MS-Japan
  • マイナビ会計士
  • JACリクルートメント

以上の3社になります。

結論、これらは全てオススメできる転職エージェントです。

  • 知識豊富なエージェントに相談できる
  • 無理やりな転職を勧めてこない
  • 希望をしっかり反映した求人紹介
  • 書類の添削や面接対策
  • 企業側との円滑なコミュニケーション

3社ともこれらの条件をしっかり満たしていました。

あと、自分自身は使っていないので体験談ではありませんが、経理・会計ならREX、グローバルな転職ならエンワールド・ジャパンも良い評判をよく目にします。転職はエージェント選びが非常に重要ですので、経理・会計分野で特にこだわりのエージェントがないのであればこれらをぜひ使ってみて下さい。

  

まとめ

今回は筆者の体験から、USCPA試験合格後の転職活動の情報を書いてみました。USCPAは取得にお金も時間も大量にかかる資格なので、合格後はできるだけ早く投資回収できるような成果を出したいですよね。その選択として僕が選んだのが「転職」であり、多くの人にとっても再現性があると思い共有しました。

この記事が少しでもUSCPAを活用しようと考えている人の役に立てば嬉しいです!

  

パラゴン
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ここまで読んでくれてありがとうございます!

Twitterでは、USCPAに関すること、転職の可能性などの有益な情報発信を頑張っています。DMで質問も受け付けていますので、ぜひそちらもチェックしてみてください!

Twitter ➡️➡️➡️ パラゴン@USCPA→海外で独立に挑戦中

  

続編はこちら

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