【人生の選択肢】USCPAの海外転職について考察

Job Hunting

  

将来は海外で経験を積みたいけど、どんな仕事があるんだろう?USCPAに合格したら海外で働くチャンスはあるのかな?年収や待遇面も含めて詳しく知りたいな。

  

パラゴン
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僕は実はUSCPA取得前に海外で働いでいました。個人的には海外転職を成功させるために、特別な資格や高い英語力は必須ではないと感じています。ですが、USCPAのような国際資格があると有利になるのも事実でしょう。実際に海外で就職したことがある経験から、USCPAの海外就労・転職について考えてみます!

  

✔︎この記事を読むメリット

  • USCPAの海外勤務の可能性を知る
  • USCPAの海外現地採用の可能性を知る
  • USCPAが海外で採用されやすい職種を知る
  • 海外の職場環境や待遇を知る

  

USCPAを取得すると海外勤務の可能性はどのぐらいあるのだろうか?現地採用も含めて、どんな仕事にチャンスがあって待遇はどうなるのか知っておきたいな。」こういった疑問を抱えている人はたくさんいるのではないでしょうか。
本記事では5年超の海外就労の経験があり、英語と会計の学習で人生を変えることができたと実感している筆者が、USCPAの海外就労の可能性について解説します。本記事が1人でも多くのUSCPA学習者/保持者の海外転職活動に役立てば嬉しいです!

本記事のコンセプト:USCPAの海外就労の可能性を解説。具体的な選択肢や詳細情報提供し、読者の転職活動に役立てる。

  

パラゴン
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筆者の海外就労経験

USCPAの海外でのキャリアを紹介していく前に、まずは僕の海外就労経験を簡単に紹介したいと思います。

  • 国:オーストラリア
  • 雇用形態:現地採用・正社員
  • 職種:経理
  • 在籍期間:5年
  • 最終年収:800万円ぐらい

渡航のきっかけは日本での社会人生活に息苦しさを感じ、海外でのキャリアを模索する為でした。アテは全くなく、「行けばなんとかなる」の精神で突撃しました。

運よく現地の会社に採用をもらうことができ、働き始めました。初めはそんなに長期間働くと思っていませんでしたが、途中の大学院進学→経理部へ移籍→マネージャーに昇格など、その時々で多くの成長の機会があり結果的に5年ほど働きました。

現地の会社で働く中で、多くの業界・業種の人たちとの関わりを持つことができ、彼らと話す中で海外で働く人たちの共通点に気が付きました。それはみんな漏れなく「抜群の行動力を持っている」ということです。わざわざ便利で安全な日本から出て海外で働こうと考えるぐらいですから、当然ですね。

逆に言えば、行動力をのぞいて海外で働くために必要な能力は特にありません

英語ですら得意な人もいれば、全く話せない人も重役として働いていました。精神論になりますが、失敗のリスクを過度に恐れず、海外で働く「決断・行動」ができれば「海外就労」は案外誰にでも実現できるものだと感じています。何の計画性もなく日本を飛び出した僕ですらそれなりに良い経験を積むことができたので、実体験としてもそう思います。

  

USCPAは海外転職で有利になるのか

僕自身は海外で勤務していたのはUSCPA取得前ですが、オーストラリアの大学院で会計を専攻していたこともあり、CPAの情報は身近なものでした。

日本で転職活動を行った際にも、海外勤務の案件や各国の移住の条件などの情報収集をしていた経験から、USCPAの海外勤務の可能性についてまとめていきます。

海外現地採用について

現地採用の案件とは、日本からの派遣・駐在ではなく、現地の法人と雇用契約を結び働くことです。

日本の転職サイトではほぼ取り扱いがないと思いますので、現地の転職サイトを利用する必要があります。

例として、オーストラリアの求人サイトを下記にリンクしていますので、参考にしてみてください。

  • ローカルサイト⇒SEEK
  • 日系サイト⇒Jams TV

上記のうち、SEEKで募集されている求人の多くは、オーストラリアで制限なく働けるビザを保有していることを条件としています。たとえば留学生が利用する学生ビザは、週20時間の労働制限が付されています。「制限のないビザ」とは、永住権や卒業生ビザのことをいいます。

ワーキングホリデーを除くと、日本人留学生やこれから海外転職を目指そうとする人が労働制限のないビザを持っていることは稀なケースなので、SEEKの求人に応募してうまくいくのは難しいことが多いと思います。

一方、Jams TVはオーストラリア生活用の日本語サイトなので、日本人を対象とした求人がほとんどです。現地採用の仕事を探すなら、一般的にこちらを利用するのことになります。

海外にいる日本人のほとんどが、数ヶ月・数年後には日本に帰ってしまいます。企業側にとって、長期滞在してくれる人材は貴重でありながら、求める能力を持っている人材は慢性的に不足しているのが現状です。

今後、現地で事業を拡大していこうとしている企業は、様々な分野で即戦力となる人材を常に求めています。

USCPAとしては、会計知識と英語力を武器に仕事を探していくことになるかと思います。

日本語がわかり、そのような専門的な知識を持つ人材は貴重なので、多くの企業に興味を持ってもらえるチャンスがあるでしょう。また、USCPAは相互認証制度を利用し、オーストラリアやその他の国の公認会計士登録が可能ですので、そちらも強いアピール材料にできます。

【取得成功】USCPAがオーストラリア公認会計士へ【相互認証制度】

USCPAが海外で採用されやすい職種

僕の経験から言えば、現地での直接採用を狙うより日本で転職活動をし、海外関連会社への出向を狙う方が簡単だと思います。

これにはいくつか理由があり、まず現地での就職活動はビザや言葉の面でかなり不利であること、日本には海外関連の優良求人がたくさんあること、そして日本では英語が武器になるということが挙げられます。

つまり現地で戦うより、日本で転職活動を通し海外勤務を狙う方が「条件のよい仕事」「より有利な条件」で応募ができるチャンスが多いということです。応募できる求人の選択肢も日本人である我々にとっては、日本の方が格段に多いです。

USCPAが海外でつきやすい仕事はどんなものがあるでしょうか。転職情報を集めていた時に気がついたのですが、日本で募集されている海外勤務の職種には傾向があり、以下の職種の募集が多いです。

  • 経理(責任者クラスがほとんど)
  • IT全般
  • 建設

あなたがUSCPAに合格し、さらにITや建築の知識や職歴があれば海外勤務で高給を稼ぐことはもはや容易いかと思います。求人はたくさんあり需要が大きい一方で、当てはまる人材がなかなかいません。

しかし僕自身を含めて、多くの場合は上記に当てはまらないでしょう。

おのずと狙うは「経理職」ということになります。しかし、ここで問題になるのが、海外勤務の経理職の募集はそのほとんどがマネージャークラスの募集です。

年収も高く800万円以上は当たり前で、高いものだと1500万円や2000万円の求人もチラホラ見かけました。当然、相応の経験が求められることになります。

USCPA試験は確かに難易度が高く、合格者は転職市場において有利に活動を進められることは事実です。しかしながら、いきなり海外で経理責任者を務めるのは難しいと言わざるをえないでしょう。

ここで考えられる有効な戦略としては、最初のステップはUSCPAを利用して、日本で優良な会計・経理の仕事につき(USCPAがあればこれは簡単)経験を積む。数年後に海外の経理責任者としての転職を狙う。という流れが無理なくUSCPAがその強みを最大に活かして、海外勤務を実現させる1つのモデルプランではないかなと思います。

  

パラゴン
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USCPAの転職については、ぜひこちらも参照ください

【30代未経験】USCPA合格直後に監査法人へ転職

USCPAが転職で高い評価をされる3つの理由【30代からの人生の抜け道】

  

海外勤務の職場環境や待遇

ここからは海外勤務の職場環境や待遇について紹介します。これは僕の体験と個人的に人から聞いた情報をもとに書いていますので、全てに当てはまるわけではありませんが「こういうパターンが多いですよ」というぐらいのものなので、役に立つ情報収集というよりは、読み物として楽しんでもらえると幸いです!

職場の雰囲気

海外・特に英語圏の職場環境の雰囲気は日本と比較すると良いことが多いと思います。個人を尊重する文化なので、人間関係のストレスは少ないです。

日本のように無駄なしきたりはなく、期待されている成果さえ出せば何でいいという風潮が強いです。逆に「窓際族」のように1日中座っているだけで給料がもらえるということもありません。仕事ができない人に対してはとても冷たい人もいて、成果に対する目は日本より厳しいことが多いのではないでしょうか。個人の力を試したい人には、無駄なしがらみに縛られず挑戦し、成果で評価される環境はとても良いと思います。

日本の公認会計士はほとんどが監査法人に勤めますが、海外のCPAの働き方は多種多様です。監査法人、一般経理、営業、金融機関、講師など、個人の意向次第でキャリア選択できる印象です。

給料・福利厚生

これは完全に働く国次第です。僕がいたオーストラリアは最低賃金がとても高い国だったので、給料は高かったです。最低時給が2000円ぐらいだったので、アルバイトでも頑張れば年収500万円ぐらい稼げる給料水準です。僕も最終の経理マネージャーとしての年収は800万円ぐらい取れていました。

福利厚生は日本の企業の方が充実しています。あまりナントカ手当のようなものはなく、契約した年収を12で割って支払われるシンプルな給与体系です。日系企業から駐在で来ている人たちは駐在手当や住宅手当が出るので、かなり裕福な様子でした。

ちなみにオーストラリアのCPAの初任給は7万ドル程度だそうです。1ドル100円計算なら7百万円なのでかなり高いですね。

USCPAがオーストラリアで働く選択肢についてはこちらをどうぞ

まとめ

USCPAの海外現地就労の可能性について書きました。合格後いきなり飛躍するのは難しいですが、海外勤務に興味がある人にとってUSCPAが有利に働くことは間違いなさそうです。僕自身も今後のキャリア形成として海外での仕事には興味がありますので、これからも情報収集を続けたいと思います。

本記事が少しでも読者の方のキャリア形成やモチベーションアップに役立てば嬉しいです!

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ここまで読んでくれてありがとうございます!

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日本でのキャリア形成についてはこちらをどうぞ

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