USCPA(米国公認会計士)は取得すると、具体的にどんなメリットがあるんだろう?
僕はUSCPA取得を取得し、現在は日本で活動しています。USCPAは取得すると、人によっては本当に「人生が変わる」ほどの大きなメリットがあります。僕の経験やまわりのUSCPAから聞いた話をもとに、USCPAの取得がもたらすインパクトについて詳しく紹介します!
✔︎この記事の内容
- 人生が変わる?USCPA取得の5つのメリット
- USCPAを活用できる人の特徴
- 偏差値40から人生を好転させたUSCPAの話
✅本記事のコンセプト:USCPA試験合格・ライセンス取得後、日本で活動中の筆者の経験や周囲のUSCPAからの話をベースに、USCPAには「人生を変えられる」ほどのメリットがあることを紹介。USCPAを活用できる人の特徴や体験談を紹介し、読者は自分にとっても大きなメリットのある資格になるのかを考察することができる。
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人生が変わる?USCPA取得の5つのメリット
USCPA(米国公認会計士)は取得できると、人生を変えられるほどインパクトのある資格です。
ここでいう「人生が変わる」とは、取得前では実現が難しかったキャリア形成が可能になるという意味で定義しています。人生において仕事をして過ごす時間は膨大なので、その影響は大きいと思います。
もともと高学歴だったり、難関資格を持っていたりといった特殊なケースは除いて、USCPAは「職業の選択」という意味で大きくステップアップするのに十分な力を持っています。
ここからは「人生が変わる」資格になり得る、USCPAを取得する5つのメリットを紹介します。
汎用性のあるスキルが身に付く
USCPAは米国の資格なので、当然試験は全て英語で実施されます。試験対策を進める過程で、英語力の向上が期待できます。
特に日常では見慣れないようなビジネス関連の用語に詳しくなれるので、英語を使う仕事に就きたい人にとっては実務に直結するスキルにできるでしょう。
加えてUSCPAでは、会計やビジネスに関連する知識を幅広く学習します。わかりやすく言うと、職種を問わず、社会人として知っておきたい知識を網羅的に学べる印象です。
知識やスキルというのは、一度習得してしまえばその後の人生にずっとメリットをもたらしてくれる存在になります。
「英語」「会計」「ビジネス」といった、今後どのような方向に向かっていくとしても活用しやすい汎用性のあるスキルが習得できることは、USCPA取得の大きなメリットだと言えるでしょう。
転職に有利、収入アップにつながりやすい
先に紹介したとおり、USCPAにはこれまで実現が難しかった転職を可能にする力があります。
- 上場企業
- 外資系企業
- 監査法人/会計事務所
上記のような企業への転職を実現させるには、高学歴や募集条件を叶える難関資格がないと難しいでしょう。そんな中、現状は難しいと思えるところからでも、そのような転職が可能な人材になれるのが「USCPA」です。USCPAを取得すると【学歴の影響<USCPAがもたらす優位性】となり、これまで無理だと諦めていた求人への応募が可能になります。その結果、応募できる求人の選択が大きく広がります。
上場企業や外資系企業などは、一般的に給与水準が高い傾向にあるので、収入アップにつながりやすい転職になります。
✔︎叶えたい職種・企業への転職 + 収入アップが実現できるなら、人生が変わると言っても決して大げさではないと思います。
日本・アメリカ以外でも活動できる
世界経済の中心に君臨するアメリカの会計士資格であるUSCPAは、日本国内だけではなく、国際社会で幅広く認知されています。
海外に目を向けたときの最大のメリットは、「相互認証制度」を利用し、他国でも公認会計士として活動できる点でしょう。
- 南アフリカ
- オーストラリア
- ニュージーランド
- カナダ
- 香港
- アイルランド
- メキシコ
- スコットランド
USCPAライセンスを持っていると、上記の国においても、単位取得などの一定の条件を満たせばCPA(公認会計士)として活動することができます。
公式に認定された資格を持っていると持っていないのでは、転職や移住などを含め、社会へ与えられる影響力は天と地です。
同じ人間が同レベルの知識を持っていようとも、結局はライセンスがないと能力をフルに活かす機会を見つけるのも困難です。
そういった意味でも、CPAの相互認証制度はとてもありがたいと思います。
このように海外で活躍できるチャンスが増えることも、USCPAを取得する大きなメリットだと言えるでしょう。
諦めなければ報われる資格
USCPA試験に合格するのは簡単ではありませんが、最難関資格である司法試験や公認会計士試験と比べると「諦めなければ報われる試験」だと言われています。
これは上記のような難関資格のように一部の秀才のみに許される道というわけではなく、いわゆる「普通の人」にも十分チャンスある試験だということです。
USCPA試験を「諦めなければ報われる試験」としている大きな要因が、科目合格制度があることです。
最初の科目に合格してから、1年半以内に残り3科目をクリアすればOKという非常にありがたい制度です。
もしUSCPAが科目合格を許しておらず、4科目同時に合格しなければならない試験だったとしたら、今とは比較にならないほど難関だったでしょう。
1科目ずつ確実に学習して合格を目指せるUSCPAは、そのメリットの割に合格に到達しやすい試験なのです。
自信がつく
自信がつく。
最後は精神論ですが、とても大切です。
難関試験をやり切った。世界的に認めらる資格を取った。会計のプロとして活動していける。USCPAに合格すると様々な思いの達成感とともに、自分がやってきたことへの「自信」を感じることでしょう。
人生において「自信」はとても大切です。USCPA取得から得る自信は、今後様々な場面で優位に働いてくれることでしょう。その結果、仕事でも成果を出せる可能性が大きく高まります。
USCPAを活用できる人の特徴
ここまでUSCPAを取得すれば人生が変わるほどのメリットがあると紹介してきました。
本章ではせっかくそんなパワフルな資格を取るなら絶対に無駄にしてしまわないように、USCPAを活用できる人はどんな特徴を持っているのかを考えてみましょう。
実用的な英語力がある
どこへ行っても、まず市場がUSCPAに期待するのは、英語を使用して世界を相手にビジネスができるということです。実用的な英語力があることは、USCPAとして活躍していく上での大前提だと言えます。
「USCPAは英語の試験に合格してるんだから、英語はできるんじゃないの?」こう思うかもしれませんが、実際全員が高い英語力を持っているかというと、そうではありません。USCPA試験はあくまで「会計士試験」であり、英語力を問うものではありませんので、読むことさえできれば合格は可能です。
その事実に反して市場はUSCPAに実用的な英語力を求めますので、英語が使えないと仕事をしていく上で不自由が生じてしまいます。
USCPAとして活動していくなら、最低でもTOEIC800点ぐらいの基礎力と、スムーズにコミュニケーションが取れる会話力は身につけておいた方がいいでしょう。
会計知識を持っている
上記の英語力と同様の理由で、活躍するUSCPAは高い会計知識を持っています。
その会計知識は、USCPA試験のFARやBECで学習したものだけではなく、日本の簿記知識も備えたハイブリッド型であることがほとんどです。やはり日本で働くなら「自分はUSCPAなので日本の会計は詳しくない」では認められるのは難しいです。
日本の会計知識もしっかり押さえていて、その上で米国基準に詳しいUSCPAは、多岐にわたる業界・業種において活躍のチャンスがあるでしょう。
USCPAと簿記1級を比較した記事です。
【どっちを取るべき?】USCPAと簿記1級の難易度やメリットを比較
USCPAを取得する目的が明確
USCPAを取得する目的は何ですか?
上記の質問に対し、具体的に答えられる人はUSCPAを活用できる可能性が高いと思います。
「何となく良さそうだから」といった動機でもやらないよりは全然いいのですが、目的がないと合格してもその次のアクションで迷ってしまうかもしれません。
〇〇業界へ転職、海外移住、起業など、USCPAを使って何をするかを明確に持っておくとそれを1日でも早く実現できる可能性が高まり、活躍の場が拡がることが期待できるでしょう。
ちなみに僕のUSCPA取得の目的は「監査法人へ転職」と「ブログ・SNSで関連情報の発信を始める」でした。合格後にスタートした発信活動も継続できており、監査法人への転職も無事成功させることができたので、一応当初の目的は達成できたと言えそうです。
【30代未経験】USCPAの監査法人への転職活動記録【転職エージェント面談・求人紹介編】
逆にいうと、上記に当てはまらない場合、USCPAが活用しづらいかもしれません。英語力を鍛える、会計知識を身につける、取得の目的を明確にする。この3点を意識して、計画してみると、うまく活用できるようになるかもしれません。
低学歴・未経験から転職を成功させたUSCPAの話
USCPA取得が人生を変える大きなキッカケとなったエピソードを紹介します。
地域で一番低ランクの高校出身
現在はUSCPAを取得し人生を好転させることに成功したPさんは、実は偏差値40、地域で一番ランクの低い高校出身です。
会計士になる人たちは当然ながら高学歴な人が多く、中高から勉強に取り組んできた人が多い印象です。
対照的にPさんの中高時代は全くといっていいほど勉強はしておらず、「会計士」という職業の存在も知らなかったと言います。
偏差値40の高校の中ですら下から一桁の順位しか取ったことのなかったPさんですが、高校3年生の秋から猛勉強に取り組み、なんとか平凡私立大学に合格します。
海外生活で英語を身につけ、USCPAを取得
大学在学中も勉強とは無縁の生活を送っていたPさんですが、卒業後は海外へ行き英語の勉強に取り組みます。長年の努力の甲斐あって、英検1級を取得できるレベルまで成長します。日本に帰国後、身につけた英語力と海外経験が活かせる「何か」を探していたPさんは、ある日USCPA(米国公認会計士)の存在を知ります。日本やその他様々な国でも活用できるということで、挑戦を決意。猛勉強のすえ、8ヶ月で全科目合格に成功。ワシントン州ライセンスを取得。
監査法人への転職成功、ブログ、SNSでUSCPAやキャリア形成に関する情報を発信中
ライセンスを取得した後、Pさんは転職活動を開始。希望していた監査法人から内定をもらうことができました。本業である監査に取り組む一方で、USCPAのことやキャリア形成に関する情報をブログ・SNSにて発信する活動をしています。
底辺の高校時代から、USCPA取得により、監査法人勤務と発信活動までできるようになったPさんは、本記事の筆者であるパラゴン、僕自信の体験談です。
もちろん偏差値40の高校時代からある日突然人生が好転したわけではありませんが、それまでの人生では絶対に不可能だった転職を可能にできたことを考えると、USCPA合格が人生のステージを上げる大きなキッカケになったことは間違いないと断言できます。
まとめ
USCPAは人生を変えられるぐらいパワフルな資格であることを紹介してきました。僕自身、取得後に多くメリットを感じていて、USCPA取得は人生を変えるキッカケになったと実感しています。国際的なキャリアを築いていくなら、迷いなくオススメできる選択の一つです。
本記事がUSCPAへの挑戦を考えている人の情報収集に、少しでも役立てば嬉しいです!
ここまで読んでくれてありがとうございます!
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